大学受験と社会

30年ほど前、私は16歳でした。地域でもそこそこ勉強が好きな人が集まる、いわゆる進学校に通っていた私は、周囲の人がみんな勉強する環境にいました。

 

その高校で、友達に勧められて入ったのが「Z会」でした。通信教育ですが、英語は長文読解が中心で東大とかで出る英文より若干レベルの高い文章をひたすら読ませる内容でした。おかげで、センター試験レベルの英語なら、かなり速く読めるようになりました。

 

長文を読解するのは日本語でも大変なのに、英語で読解するのはさらに難しい。単語と文法を確実に身につけておかなければ困難です。英語を英語のまま理解できるように頭をつくらないと、時間内に全文読むことはもちろん、設題を全部読むことすら難しい。

 

長文のなかで何度も出てくる単語を意識的に見つけられたら、それが筆者の言いたいことと関わりがある可能性が高くなります。そのため自分の行きたい学部の分野の英単語を一定量覚えることは有効だと思います。

 

自分の行きたい学部を早く見つけられるかも、受験のモチベーションを維持するために結構重要です。高校のレベルは、やらされたことだけやっていれば結果がでるものではなく、自分でやるべきことを考えてやれるかがとても重要です。

 

ここまで言っておいて言うのもなんですが、社会に出て思い知ったのは、受験に成功しただけでいい仕事をもらえることはありません。会社が求めるのは知識もありますがむしろ新しいことに挑戦しようとする前向きな姿勢です。

 

社会は厳しく、なかなか入ってすぐ高収入とはいかないと思いますが、年をとって経験を積むと全体像がみえてきて辛い中にも楽しみを見つけ出せる日が来ると思います。