貧乏旅行 その1

ヨーロッパ(フランス、スペイン、ポルトガル、モロッコ、イタリア、バチカン)に20歳のとき貧乏旅行しました。パリのシャルルド・ゴール空港について2日目に、いきなり置き引きにあいました。パリのマクドナルドで荷物を置いたままトイレに行ってしまい、そのわずか1分あまりの時間でやられました。ルーブル美術館で写真を撮った貴重なカメラが中に入っていました。

 

パリの中央地域にあったとあるレストランに入ってステーキを注文すると、3000円くらい。高いなあ、と思いながら一人黙々と食べていると、イギリスから来た老夫婦に声をかけられ、下手くそ英語で会話を試みました。なにを話したかは覚えていませんが、必死になにかを伝えようとする自分を気に入ってくれたようで、奥様がキスしてくれました。はるばる日本から来た自分を勇気づけてくれようとしたのでしょうか?未だに忘れられない些細な出来事でした。日本とは、文化が違います。

 

一方、スペイン人はよくしゃべるイメージを持ちました。パリから高速列車でスペイン経由ポルトガルへ向かったのですが、席を隣り合わせた気の強そうなマダムが、早口で情熱的になにかを喋っているのですが、何を言っているのかは全くわかりません。

 

ちなみにヨーロッパの電車が乗り放題のユーレールパスというのを使って乗っていました。今でもあるのかわかりませんが、自分の好きなときに移動できる気ままな一人旅を決め込んでいたので、そういう旅をしたい人は使ってみるとよいかも。

 

スペインでは、闘牛とフラメンコを見ました。闘牛はというと、もう一度見たいとは思いませんね。血を流して苦しむ牛がかわいそうです。フラメンコは、深夜のバーで背の高いお姉さんがみせてくれました。客席を見渡しても日本人は僕しかおらず、あとは地元の人たち。酒に弱い僕はビーノ(ワイン)一杯飲んで顔が真っ赤になり、みんなが心配してくれたのを思い出します。

 

フランスもスペインも英語はほとんど通じません。フランス語とスペイン語の会話本を片手にコミュニケーションをはかります。タクシーの運転手にも要注意です。こっちの行きたいところを伝えたつもりが、全く伝わっておらず全然違う場所に連れて行かれて、かつ強引に降ろされたりしました。結局そこからまたタクシー拾い直したりして。

チップの文化も違和感ありますしね。

 

 

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次回→アフリカ大陸上陸・初のイスラム圏訪問 イタリアでサッカー観戦(ミラノ)、ローマで原付ツーリング お金に困った人を助けるべきか、ほっとくべきか…みたいなセビリア難民と話して大使館に助けを求めた話

 

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