ルパン三世 カリオストロの城

会社から帰ったときに、息子が熱心に見ていたので、今まで何回も見ているのですが一緒に見てしまいました。100回くらい見てる気がしますが、久々に見てまた面白いと思いました。

 

ルパンは基本的に勧善懲悪なキャラで描かれます。泥棒なのにです。銭形警部もルパン逮捕に命をかけていますが、勧善懲悪度合いはルパンに似ています。お金よりも自分のポリシーを貫く生き方。カリオストロが国家で偽札作っているとわかると、泥棒と警察なのに、なぜか一時的にでも味方になってしまうところも素敵です。 

 

銭形警部が偽札工房を見つけたとインターポール(国際警察)に訴えかける場面では、独立国家が偽札づくりを営んでいることは理解していても、政治的な問題だからと捜査を渋ります。ぶっちゃけ現実社会にもあり得る話ですよね。悪いことをしているとわかっていても踏み切れない大人の事情。そのしがらみを痛快にぶち壊すのが、ルパンと銭形警部です。

 

宮崎駿さんの初監督作品だそうですが、この作品に限った話ではないですが、アクションがバカバカしいくらいに超人的で、非現実的すぎて痛快です。見ていて面白いだけでなく、すかっとして晴れやかな気分になれます。

 

最近のジブリの映画にないエネルギーが秘められている作品です。もう40年近く前に作られましたが、未だ最近話題になる映画に勝るとも劣らない輝きを放っています

 

 

ルパン三世 カリオストロの城

ルパン三世 カリオストロの城

  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: Prime Video