風の谷のナウシカ

久々に観ました。1984年に制作された映画だから、かれこれ36年(!)も

名作であり続けている、怪物映画です。今回も、面白かったです。観るたびに新しい発見があります。息子と一緒に観たのも初めてでした。

 

反戦・環境問題に対し強いメッセージを投げかける本作品ですが、全体的に戦闘シーンが多い映画なんだな、という印象を新たに持ちました。

 

風の谷に巨神兵を積んだトルメキアの船が不時着してから、ジル(ナウシカの父で族長)が殺されたことをきっかけに戦闘が始まり、最後ペジテの策略で王蟲が風の谷へ暴走するシーンと、王蟲に向けて大量破壊兵器を思わせる巨神兵が破壊光線を発射するまで、戦闘を繰り返しています。この映画って、こんなに戦闘シーンがあったんだ、と。

 

腐海が生まれた理由を考えず、巨神兵をめぐって愚かに戦闘を続ける人間のばかばかしさとナウシカの博愛をアクションたっぷりに描いた作品です。

 

この映画ではトルメキアと風の谷とペジテの3国しか出てきませんが、原作ではドルクという国がこれに加わります。悪役として出てきたトルメキア王女クシャナや参謀のクロトワは、ナウシカに感化されて味方になり、ドルクと戦争したりします。

 

内容は明かしませんが、映画はあれだけボリュームあって原作の1/3くらいしか描かれていないので、興味ある方は原作読んでみても面白いかもしれません。

 

宮崎駿監督って、すごい世界を創造した人なんだな、と改めて思います。