今週の「麒麟がくる」

何回か前に光秀は信長に「幕府か余か、いずれに仕えるのか決めよ」と言われたとき、室町幕府に仕えると言っていましたが、今回は光秀が幕府の政所摂津晴門に殺されそうになるなど、立場的には急進的な信長側の思想だったのですね。

 

古い体質を正すというのは、戦国時代では、戦で勝って行うしかなかったのでしょう。

光秀は信長と幕府の結びつきを維持して折り合いをつけようとしますが、義昭の信長への不審感から決別は決定的になり、甲斐の武田信玄を使って信長を倒す決意をします。

 

今後信長は、武田、浅井、朝倉といった名だたる大名との戦を行うと思いますが、その全てに勝利し、並ぶもののない力を手中にして、結果幕府を立て直すのではなく、自分の手で武家を統べることを考え「天下布武」という旗をかかげるようになります。

 

足利義昭は信長への不審を光秀にぶつけたとき、光秀は、「信長を牽制する」決意を義昭に伝えています。このあたりも、本能寺の変への布石が描かれていてなるほど、と思いました。

 

最終的には信長はどのような人物として描かれるのか、きっと光秀の謀反が正統的なものであるような流れがつくられていくのではないかと思っています。

 

 

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