ダビスタ96 初期牝馬の代でクラシック制覇4
スピード◎のジェベルを持つアイスペールに、安定Bのノーリュートを付けたら早熟2600万円の牝馬が生まれた。ノーリュート産駒は走らせたことがなかったのでスタミナコメントはなかったが出走させてみた。スピードは中の上くらいで、短距離重賞をいくつか勝ったが、G1は勝てなかった。
この馬を繁殖に挙げて、ノーザンダンサー系のニックスでスタミナの底上げを図ったが、金銭面で苦しかった。早熟のアジュディケーティングをつけてお金を稼ごうと思ったら、1800万円の牝馬が出た。スピードは若干あるが、やはりスタミナがでない。
この牝馬を再度繁殖にあげて、リアルシャダイをつけたところスピード・スタミナ・根性の3つのコメントがそろった牡馬が出た。値段は3100万円であった。
調教して7月1週にデビューしたが、新馬戦は3着、次走で勝ち上がりコスモス賞を快勝。スタミナタイプでじり脚だった。東京に戻ってから1,800の重賞を勝って、そのまま朝日杯へ出走。ブライアンが差してきたが、逃げ切って勝利。3冠への期待がかかったが…
皐月賞はライスシャワーとの叩き合いに負けて2着。ダービーもスピードが不足し叩き合いに持ち込めず3着。リアルシャダイは、スピードが爆発しにくいイメージ。ただ、次の宝塚記念はライバルが弱かったこともあり楽勝。最後の一冠に向けて調整を継続。
そして迎えた菊花賞では、田中勝春で叩き合いになったときの補強を図った。結果直線でライスシャワーを置き去りにして逃げ切り勝ち。最後のクラシック1冠をゲットした。
しかし、この馬は早熟であったのか、5歳に入って能力が落ち始め、G1は3勝に終わった。
この馬の血統(ヘロド系:ジェベルの血統)はあまり使ったことがなく、安定Bの種牡馬を多用してそれなりに勝てる馬を出せたことが成果と言える。
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