「脳の強化書2」

他人の考えを理解することは、私の弱いところである。ここを強化するための、色々なトレーニングが紹介されていた。部屋の清掃や模様替え、自己の身だしなみをよくする、といった何気ない日常的な事柄があげられていたのは意外だった。他者の考え方を自分の物にするのが苦手な私としては、コミュニケーション力のうち、受けとる側の力が特に欲しい。

 

部屋の模様替えが他者の考えに対する理解力アップへつながる理屈は、部屋の配置や置いてあるものを理解しなければ、模様替えはできないから。模様替えによって、理解系脳が発達するという。そういえば、家内は模様替えや整理が好き、いわゆる断捨離を好む。他者を理解するためにまず自分の物を理解する。家内はそんなことを考えてやっていないだろうが、トレーニングとして一緒にやることは簡単にできる。はず。

 

そうすると、脳の健康を保つこと、あるいは弱いところを補強するには、何ら特別なことをする必要はなく、一般的に良いと言われていることを基本キチンとやることで達成できる、ということかもしれない。