「脳の強化書 読了」

最後まで読んで、自己実現の手助けをしてくれた、と気づいた。

 

記憶力や思考力などの脳機能を鍛えることは、確かに必要だが、それそのものが目的ではなく、鍛えた脳を使ってどう生きていきたいか。そのビジョンをゆるぎないものにすることこそが、最も大事なんだ、と。

 

そういえば、若かりしころ、想像していた未来があった。今の自分と比較してみると、ずいぶん違う今がある。普通の人は、みんなそうかもしれない。

 

この本は、若かりしころに想像していた自分へ到達する道しるべが山のように書かれている。そのまま書かれている通りにやってもいけそうだし、書いてあることを応用できれば、自分の想像していた以上の自己実現を手に入れられそうだ、とまで思う。

 

本書は、簡潔で読みやすい、難しくない。子どもでも読めるのではないかと思うくらい。後はやるだけ、読んだだけで終わらせたくない気にさせる。家族にもすすめたいし、不特定多数の人へも自信をもってすすめられる。読んだ人によって感想は異なってくると思うが、人にはそれぞれなりたい自分があると思う。かなりの人の自己実現をサポートする普遍的な力が、本書にはある。

 

「読んでみて」の一言につきる。自分に疑問を感じている人にぜひ。読み終わったら、そこがスタート地点だ。