今週の麒麟がくる

正親町天皇の、光秀へのセリフが良かったです。

 

「美しい月は遠くから眺めるのがよい。月に登って帰ってきたものはいない、にもかかわらず力あるものは皆、月へ登ろうとする。信長はどうか。」

 

信長を支えるように促したとも、信長を信用していないことを示したとも思われる発言でした。光秀の反乱の前振りとなっていると思われます。

 

秀吉との距離感も微妙ですね。播磨平定の総大将となった秀吉に対し、光秀は平蜘蛛の件を調べていた秀吉を詰問します。秀吉は平謝りしますが、この辺も山崎の合戦の前振りでしょうか。

 

丹波を攻略中の光秀が、平定した豪族たちに対し罪を許し寛容な態度を示していました。戦が絶えないのは足利義昭がいるからと考え彼らに罪はないと考えたようですが、こんな慈悲深い将だったのか、と思いました。

 

このドラマでは光秀の人物像は誠実かつ勇猛で寛容でもあり、本能寺の変の描き方がますます楽しみになってきました。今までにない本能寺が見れそうです。