5歳の息子、急に断捨離を始める

仮面ライダーバイスが始まりました。

前前作のゼロワンや前作のセイバーを毎週欠かさず見ていた息子。ダンボールでベルトを作るのがライフワークだったのに、急に「もう見ない」と言い放ち、ベルトを処分する、と言い出したのです。

 

なぜ?と尋ねると、「怖いから」との返事。今までは、悪と戦って勝つヒーローを称賛していたのが、ヒーロー物に不可欠の「悪」の演出に、恐怖を覚えたようなのです。

 

ある意味これは、現実と仮想空間の境目が育ち始めた結果かもしれないと思いました。

 

仮面ライダーの世界が、もし現実に起こったら、確かに大変です。今まではそういう発想はなく、番組の悪を表現する演出も、何も考えずに見れていたのが、急に怖くなったというのは、自我が育ち始め、仮面ライダーが訴えるテーマにある程度真剣に向き合った結果ではないかと思うのです。

 

ベルト類は結局ゴミ袋に入れられ、物置にしまわれることになりました。これまで頑張ってたくさん作ったものなので、我々親がすぐに捨ててしまうことに反対したためです。

 

子どももテレビを見て色々考えているのだなあと思いました。今後はドラえもんクレヨンしんちゃんポケモンとかを中心に見ていくそうです。いずれも悪を演出するアニメではないイメージですが、仮面ライダーを捨てたあと目がどのような方向に向かうのか、少し楽しみです。